インフルエンザBの猛威
【医学ニュース】
2026/2/8 日曜日、本日、院長は倉敷市夜間急患センターで当番医を1日出務しております。ほとんど発熱・感染症の方で、昼時点、発熱40名診察して、インフルエンザBは、約25名です。インフルエンザAは、1名しかいなく、だいぶ下火になっております。コロナ感染も2名程度でした。インフルエンザBは、猛威を振るっており、学校でも集団感染が発生しておりますし、家族内の感染も多いようです。
インフルエンザの検査キットで、あまり発症から早いと、陽性を出ず、陰性を示すことがありますが、症状からみなし陽性と診断させていただき、早期の治療をさせていただいております。何の病気も早期の適切な診断、早期の治療が重要で、その後の改善、後遺症に大きな影響を与えます。
インフルエンザの特効薬:
I)ノイラミニダーゼ阻害薬:インフルエンザウイルスの増殖を阻害する薬剤です。代表的な薬剤にタミフル(経口)、リレンザ・イナビル(吸入)、ラピアクタ(点滴)があります。
インフルエンザウイルスの増殖・拡散を防ぐ抗ウイルス薬です。感染細胞からウイルスが遊離するのを阻害するため、発症後48時間以内の服用が最も効果的です。代表的な薬剤にタミフル(経口)、リレンザ・イナビル(吸入)、ラピアクタ(点滴)があり、A・B型に有効です。
① タミフル(一般名 オセルタミビル):一番最初に開発されたインフルエンザの治療薬で、中華料理の角煮でよく使っている調味料の八角(はっかく)の成分から作れている薬剤です。5日間服用しないといけないこと。近年耐性ができているので、効きにくくなっていますので、あんまり処方する機会がすっかり少なりました。
② リレンザ(一般名:ザナミビル)(吸入薬):直接吸入して、鼻腔粘膜のインフルエンザウィルスに直接作用して、増殖を抑制できます。1日2回、5日間の使用になります。
③ イナビル (一般名:ラニナミビルオクタン)(吸入薬):リレンザの改良版、1回きりの吸入で、効果が発揮します。
④ ラピアクタ(一般名:ペラミビル)(点滴薬):点滴のため、意識障害や呼吸器症状がある、または経口・吸入薬を使用できない患者に適します。確実な治療が必要な場合に使用され、重症化予防に役立ちます。
II) インフルエンザ増殖抑制剤:
ゾフルーザという新規機序の薬剤で、1回1回の内服で治療が完結する高い利便性であり、ウイルス増殖を抑え症状改善に効果的ですので、非常に愛用しております。
年齢、体重によって服用する用量・錠数が異なりますので、ご注意ください。
多田 蘇音
