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レプリコンワクチン不使用

最近、新型コロナワクチンの新しい製剤であるレプリコンワクチンが巷で話題になってきました。

自己増殖型レプリコンワクチン(コスタイベ筋注)は、世界で日本のみ承認された新型コロナワクチンで、ウィルスの表面に出ている標識(スパイクタンパクと呼びます)を自己増殖し続ける性質を持っているため、これまでのワクチンよりも重篤な疾患を発生する可能性が高まると言われております。接種した人の呼気、汗に含まれる細胞外小胞(エクソソーム)による周囲への人達への暴露(シェデイング)の危険性が従来型ワクチンの100倍から1000倍と言われています。

現在、日本に使用可能な新型コロナワクチン:

mRNAワクチン:ファイザー、モデルナ、第一三共
レプリコン:Meiji
組み換え蛋白ワクチン:武田製薬

当院は、従来のファイザーのワクチンを使用予定で、最も安全性の高いものを使用しております。まだ、不安な部分が多いレプリコンワクチンの採用をしておりません。

新型コロナウィルスは、8月、9月に感染のピークがあり、最近、発熱外来はだいぶ感染者が少なくなり、1日2-3名のうちほとんど感染者0-1名程度です。ただ、いまだに、新型コロナに感染して、重症化されて入院される方もいらっしゃっるので、油断はできない状態です。

最近6ヶ月以内に感染していない、かつ、60歳以上で、肥満や糖尿病、肺気腫、癌など重症化危険因子がある人はワクチン接種が望ましいと思います。