医療ダイエット

医療ダイエット:糖尿病専門医、腎臓専門医の院長が自ら指導する適切で、体に無理のないダイエット! リバウンドしにくい、正しい、健康的なダイエット!

自己流、あるいは、正しい医学の理解、知識、食事療法、運動療法が基盤にないダイエットをすると、多くのケースでは、効果不十分だったり、持続することが困難だったり、行き過ぎたり、短時間でリバウンドしたりすることがありますので、定期的に受診しながら、データを見ながら、医学の観点から相談、調整をいただきながらの医療ダイエットが非常に効率的で、回り道をしないダイエットになると思います。 肥満は、万病の元とも言われております。 肥満があることで、皮下脂肪や内臓脂肪が貯蓄され、腎臓、心臓、肝臓などの臓器に負担がかかったり、臓器の機能低下を引き起こしたり、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)、肥満関連腎症、心不全などの疾患の発症リスクを増します。近年、肥満の研究が盛んになり、脂肪組織は単なる白色脂肪の貯蔵庫のみならず、さまざまな悪玉サイトカインと呼ばれるような炎症惹起成分が産生され、インスリンの効き目を悪くして、いわゆる、インスリン抵抗性を強くして、糖尿病の発症リスクを増加させます。 もちろん、肥満は、単なる臓器の障害、疾患の発症のみならず、老化しやすくなったり、気持ちも活動性も低下になりやすく、モチベーションや社会活動性の低下に繋がります。美容的にも、アンチエンジング的にも不利益になります。 肥満は、健康で高い品質の生活に通じる大きな垣根になります。百害があって、一利なし。 当院は、専門医の院長が医療ダイエットの指導と治療に力を入れております。

① 漢方ダイエット

使用する漢方: 1. 防風通聖散(ツムラ、クラシエなどのメーカーの製品を使用):脂肪の代謝を促進する成分が多く含有されており、しかも、一過性ではなく、持続的な効果が期待できます。脂肪代謝促進による軽度の発汗作用もあります。また、便通促進の大黄という成分も含まれているので、快便になります。もともと便秘が無い方は、大概1日2~3回の軟便を実感することが増えると思います。また、排尿促進作用もあります。発汗、排尿、排便の促進という3つの系統からデトックスすることが期待できます。体重減少は、人によってまちまちですが、平均2-3kgの減量が期待できます。多い方は、6-7kgまで減量成功しますが、やはり漢方のみだと、パワーが弱いです。 2. 防已黄耆湯:水分の貯留の改善、関節の水腫、関節の炎症の改善。いわゆる、水太り効果が減量が期待できます。ただ、単独だとやはり効果がやや弱めです。 3. 大柴胡湯:ストレスやホルモンバランスの乱れによって自律神経が乱れ、エネルギーの巡りが悪くなることで、脂肪が蓄積されるのを改善します。また、肝臓の働きを正常化させ、「気」や「血」のめぐりを整えることで、便秘や高血圧、肩こり、頭痛などの症状を改善します。気鬱があって、気持ちの乱れがあって、過食になったり、肥満になる方に向いております。大黄成分も含まれているので、便がゆるくなります。 4. 大柴胡湯去大黄:大柴胡湯から大黄を取り除いたもので、もともと胃腸が弱くて、軟便の方のダイエットに向いております。 【副作用、想定できる副作用】:下痢、軟便。

② 糖尿病合併の肥満症の方には、更に、下記のような薬剤が利用できます。

a) SGLT-2阻害剤(1日1回、1回1錠の内服薬)

尿からブドウ糖を排出する薬剤です。言ってみたら、尿糖排泄促進する薬剤です。もともと腎臓では尿細管にいったんすべて排泄されたブドウ糖をSGLT-2というポンプですべて回収されますが、この回収屋さんを邪魔することで、半分近いブドウ糖を捨てられることになります。大体1日70-100gのブドウ糖がおしっこから、捨てられて、おにぎりにしたら2~3個分に相当する量ですので、カロリー喪失することによる脂肪代謝が促進され、体脂肪減少、抗肥満効果が得られます。糖尿病で使用する薬剤で、有り余った血糖(血中のブドウ糖)を排出することにより、当然、血糖値も改善され、インスリンの抵抗性も改善、自分の膵臓から産生されるインスリンでも十分効くようになり、よい循環に入り、血糖が是正されます。また、体脂肪減少、抗肥満効果もあるので、メタボリックシンドローム、内臓脂肪、皮下脂肪も改善されます。また、腎臓の仕事量を減らすことで、腎臓保護作用、心不全の改善などから、心臓保護作用が著名に認められ、現在は、いくつかのSGLT-2阻害剤は、国際共同の大規模臨床試験の結果を踏まえて、現在、慢性腎臓病、慢性心不全の治療薬までになりました。 SGLT-2は、しっかり阻害するのですが、SGLT-1という尿細管の下流にあるもう一つのポンプをあまり阻害しないので、結果的には、完全に尿からブドウ糖を排出できないので、残り半分は、結果的にはSGLT-1から回収してくれますので、健常人でも糖尿病の方でも低血糖になることはほぼないので、安全で安心で服用できる薬剤です。 副作用:尿路感染症、膀胱炎、膣カンジダ症、(尿糖がどうしても尿道口に付着することがあるので、ブドウ糖を栄養にする細菌や真菌が繁殖して、尿道や陰部のそう痒症、感染症を引き起こすことがあります。)男性の場合、特にもともと包皮が長い方は、亀頭炎になりやすいです。海外での臨床試験では、海外では、毎日入浴する習慣がないので、陰部の不潔になりやすいため、尿路感染症のリスクは日本より多いようです。日本はほぼ全員毎日1回くらい入浴するし、ウォシュレットが普及しているので、ほとんどこのような尿路感染症が発生しません。実際、糖尿病の患者様でも、女性でもほとんど年間1-2名程度の尿路感染症、そう痒症しか発生しないです。排尿後、男性でもトイレットペーパーで尿道口のおしっこの雫を払拭する指導をしたり、いざ、痒くなるようなことがあれば、抗真菌の軟膏を処方することで、ほとんどのケースでは、次回の外来で改善しています。 尿糖排泄促進のため、尿中のブドウ糖濃度が高くなり、それに引っ張られて、水も尿中の増えますので、多尿や頻尿を感じる方も多いですが、臨床的には、ほとんどの方は慣れて、気にすることが少ないようです。夜間頻尿になることは、あまり無いようです。 a. スーグラ:実は、この薬のは日本初に承認・発売されたSGLT-2阻害剤であり、2013年に発売されたのですが、院長がアステラス製薬で臨床開発時代に主担当した薬剤でもあります。発売同時、ちょうど医師三年目の春で、これを目の当たりにしたときに、6年前の開発の日々の苦労や診療試験を最後に完遂できたら充実感が一気に蘇って、いささか信じられませんでした。まさか、自分が担当していたプロジェクトが薬品として発売になるなんて、夢にも思っていなかったです。(それくらい医薬品の開発の種が大いにしていろんな理由で頓挫して承認に至らないです)当時、アメリカとヨーロッパと3極同時開発して、社内でも最重視プロジェクトで、0時近く残業する日々も多かったです。臨床試験2本(Phase 1)完遂した2年間の苦労は無駄ではなかったという実感が湧いており、思い出深い薬剤です。 日本人の健康人の臨床試験も糖尿病患者さんの臨床試験もありますので、安心感のある薬剤です。 b. フォシーガ:海外の大規模臨床試験を幅広く実施され、腎保護作用、心保護作用も証明されて、日本でも、慢性腎臓病、慢性心不全の治療薬までなりました。 c. ジャディアンス:海外の大規模臨床試験を幅広く実施され、腎保護作用、心保護作用も証明されて、日本でも、慢性腎臓病、慢性心不全の治療薬までなりました。

b) インクレチン製剤(週1回の自己注射薬剤)

インクレチンの薬品開発も20年以上に遡ることになります。もともと、北米の乾燥地帯に生息するトカゲの消化管から見つかったものです。獲物が少ない環境下で、一度捕獲した時に、大量に食い溜めする習性がありますが、(多くのサバンナに生息する肉食動物もそうですが、)それでも、どんなに過食しても血糖は当然正常であることから、いろいろ研究が進んで、最終的に、薬剤まで開発に成功しました。このペプチドホルモンは、後にGLP-1と名付けられ、もちろん人体にも元から存在するものです。胃にいっぱい食べ物が入ったら、小腸の上部から分泌されるもので、インスリンの分泌促進や胃腸の蠕動を抑制して、胃部膨満感が生じたり、フィードバックして、脳から食欲抑制の信号を送らせたりします。結果的には、食欲抑制、過食などの是正、高血糖の是正などの効果があります。 また、インクレチン製剤の共通する特徴でもありますが、インスリンの分泌促進作用は、あくまで、高い血糖値にしか作動しないので、基本的には、血糖値が正常なときには、作動しないですので、インスリン製剤の単独使用時には、まず、低血糖になることはありません。 個人間で、このホルモンの強弱があったり、効果も病態によって異なったりしますが、糖尿病の方は、このGLP-1の作用不足と知られているので、最初の医薬品の開発は、ここに焦点をあてました。当初のインクレチン製剤は、トカゲから改変したものを使用しており、薬剤も1日2回の注射で針も太かったし、腹部膨満感が強かったりするので、嘔気、悪心嘔吐などが強かったですが、血糖改善効果も当時でも良好でした。そのあと、長い年月の不断なる開発、改良が重ねられ、1週間1回の製剤が主流となり、そして、2025年時点では、GLP-1とGIPの2種類の作用を持つインクレチン製剤が2023年4月から発売され、使用できるようになっています。 GIPもインスリンの一種で、小腸から分泌されるもので、GLP-1と共通する作用も多いですが、特に脂肪分解作用が強いです。また、GLP-1による胃部不快感、膨満感、嘔気、悪心嘔吐も改善するので、GLP-1とGIPの背後はまさしくベストコンビネーションとも言えます。 GIP/GLP-1製剤は、血糖改善効果、体重減少効果は、いずれも抜群です。血糖に関しては、HbA1cを2-3%低下する作用があり、ほとんどの糖尿病患者様は、完全に健康人と同レベルの血糖まで改善してしまいます。また、体重減少作用は、10kg-20kgの範囲までの幅があり、非常に効果的です。特に低用量のときは、ほとんど悪心嘔吐もなく、スムーズな減量が可能になります。 副作用:悪心嘔吐、嘔気などの消化器症状、便秘、下痢。 ・ オゼンピック(セマグルチド):GLP-1単独の薬剤で、糖尿病治療目的では、1mg製剤の1週間1回の使用で、肥満症の治療目的では、2.4mg製剤の1週間1回の使用となります。糖尿病の治療では、1mg製剤だけでも十分血糖改善効果や体重減少効果が強いですが、悪心、嘔気などの副作用がやや多いです。悪心、嘔吐などの副作用もしばらく使用すれば、慣れてくるので、悪心嘔吐で薬剤を中止する方は、ほとんど実際少ないです。32Gというインスリンと同様な細い針なので、痛みはほとんど感じないと思います。 ・ マンジャロ(チルゼパチド):GIP/GLP-1受容体作動薬。世界初のGIPとGLP-1の両方に作用する週1の注射薬です。2023年4月に発売されました。2.5mgから15mg製剤があり、抜群な血糖降下作用と体重減少作用があります。海外の臨床試験の成績では、最高用量群では、HbA1cの1年間の改善効果はー3近く、そして、体重減少効果は、10kg前後という驚異的な結果で、いまだかつて、まだこのような糖尿病治療薬がありませんでした。実地臨床で使っていると、もっと効果が顕著です。最高用量まで使わなくとも、2.5mg、5mgの使用量だけでも、驚異的な血糖改善及び体重減少作用が認められております。HbA1cが7-8の方は、これの製剤のおかげで、ほとんど血糖値が健常人と同レベルまで改善してきます。体重減少作用も非常に驚異的なもので、2.5mgでさえ、ほとんど10kg近く減量でき、そして、5mg、7.5mgを使用すれば、20kg、30kg近くまで減量に成功している方が多いです。皮下脂肪が落ちやすい箇所は、主に、下腹部、腰回り、二の腕、太もも、ふくらはぎなど本当に一番落としたい場所の脂肪が落ちてくれるので、患者様は、外来では非常に喜んで、目をキラキラして語ってくれます。あと、指も細くなったり、顔も小顔になったりするような効果もあります。指が細くなり、指輪もズルズルになってしまった方もいます。 ほぼ使用した方の全員の感想は、腹5-6分目に抑えられるようになり、間食も食べなくなったりするといいます。やや食べたら胃が持たれる感覚があると思いますが、昔みたいに満腹まで食べれなくなったり、少し食べたら胃がいっぱいになったり、次の食事のタイミングになっても、お腹がすかない、気づいたら、1日2回しか食事食べていないという感想も多いです。これ以外は、ほとんど自覚することなく、スムーズというか、シームレスというか、気付かないうちに痩せてくるという感想も多いです。体重減少の曲線も非常に均一で、きれいなカーブを描いて、最後徐々に頭打ちになります。大体最初のうちは、1本(1週間)で1kgのペースです。短期間で過激な痩せ方、無理のない痩せできないので、リバウンドも少ないです。もちろん、個人差があり、マンジャロで効かなくて、体重減少が鈍い方もいらっしゃいます。またには、マンジャロで嘔気が強くて、持続できない方がいますが、GLP-1単独製剤と比較すると極稀です。そういう意味においては、非常に自然で、無理の少ない生理的なダイエットで、ほとんど自分では、気付かないうちに、すっと痩せてくる感じです。まるで、健全な食欲の状態までにリセットされるような印象です。コントロールが良くなり、いったん中断・中止してもしばらくこの健全な食欲状態が記憶されるような感じで、しばらく効果が持続します。やめたからといって、急にリバウンドすることが無いようです。 体重減少作用は、主に、GLP-1における食欲抑制作用、GIPの脂肪溶解作用に基づくと考えられます。GLP-1単独製剤と異なり、GIP作用もありますので、もともと生体内のGIPは、嘔気・嘔吐抑制作用があるので、このおかげで、GLP-1単独製剤で見られるような悪心、嘔気などの副作用がほとんど無い状態です。これも、GIP/GLP-1双方製剤の優れたところでもあります。もっとも生理状態に近い状態です。考えてみれば、普段、我々ご飯を食べるときも仮にお腹一杯食べても嘔気・嘔吐になることは、まず無いと思うと、納得できます。 29Gというインスリンよりちょっとだけ太めの針なので、チクっと刺す時にわずか痛みはを感じると思いますが、ほとんど感じないと思います。

c) インクレチン製剤(経口)

・ リベルサス(セマグルチド)(経口服用のGLP-1製剤):注射薬を改良して、胃の粘膜から吸収できるようになる剤形にしたものです。1日1回、早朝空腹時、少量な水で服用。服用後30分以上の絶飲食など、服用条件にいろいろありますが、注射がどうしても苦手意識を持っている方に、よい選択肢です。ただ、減量効果は同成分の注射薬よりやや弱い
料金表:
ダイエット漢方 30日分
ツムラ防風通聖散 7,200
クラシエ防風通聖散 7,200
ツムラ防已黄耆湯顆粒 9,000
クラシエ防已黄耆湯錠剤 9,000
ツムラ大柴胡湯顆粒 12,000
クラシエ大柴胡湯錠剤 12,000
コタロー大柴胡湯去大黄 12,000
クラシエ大柴胡湯細粒 9,000
SGLT-2阻害剤 30日分
スーグラ50㎎ 18,000
フォシーガ10㎎ 18,000
ジャディアンス10㎎ 18,000
週1インクレチン製剤 30日分(4本分)(円)
オゼンピック(0.5mg) 20000
マンジャロ 20000
経口インクレチン製剤 30日分(円)
リベルサス 3mg 9,000
リベルサス 7mg 15,000
リベルサス 14mg 30,000