東洋医学会ー中四国地方会(広島)で発表
2025年10月12日 広島で、東洋医学会の中四国地方会で発表いたしました。
漢方の名医の先生たちの発表を聞いて、多くの先生と交流して、意見交換しました。漢方もたくさんの組み合わせもあれば、多くの使い方、そして、処方や古典に対する解釈の仕方もさまざまあります。
ただ、大事なのは、眼の前の患者様の病気、症状、悩みを改善することが最優先です。
日々の漢方治療で、考えながら、試行錯誤して、ベストを尽くしていくのが、最も大事です。常に、考えること、常に、改善して、実践していくことが治療効果を最大化できます。
医学も漢方も進化しております。日々が勉強で、進まなければ、後退となるのを、常に、私のモットーとしております。
今回は、桜皮配合十味敗毒湯による皮膚疾患(ニキビ、アトピー性皮膚炎)に対する治療成績をまとめたものです。
桜皮は、エストロゲン様作用があり、十味敗毒湯は、10種類の生薬の配合で、ニキビ、アトピー性皮膚炎など慢性皮膚炎、慢性湿疹、慢性そう痒症に有効です。症例を写真にて紹介しました。
当院美容皮膚科も併設しているので、美容機器を用いたり、保険適応外薬剤などで更に、強力な治療アプローチも可能となります。(ルメッカ、ポテンザ、トライフィルなどの医療機械が非常に有効です。)
ただ、どんな薬剤もどんな機械よりも、患者さん一例一例、丁寧に診察して、適材適所なオーダーメイド処方が最も大事と考えております。
ニキビやアトピー性皮膚炎など皮膚疾患で気になる方がいたら、ぜひとも当院漢方外来、美容皮膚科にご受診ください。
JSOM53CS 多田 蘇音-ホームページ公開用(resized again)